図面作成作業の効率化
CAD導入のメリットは、図面作成作業にかかる時間を短縮できることです。機械部品や建物などの図面を起こす際に重要となるのは、正確性です。ほんの数ミリでも誤差があれば、実際の組み立てや建築に大きな影響を与えてしまうことは少なくありません。手書きの場合は、どれだけ注意をしていても誤差が生まれる可能性が残るだけでなく、修正の際には図面や紙を傷めることもあります。それに対し、CADであれば座標入力を使うことで手軽に正確な図面を引くことができます。紙の図面とは違い、情報の追加や修正作業もとても手軽で簡単な上に、保管場所の確保も必要ありません。
データの共有ができる
CADのメリットは、データの共有ができることです。社内ネットワークを構築しておけば、紙のコピーを取らなくても、社内でデータの共有ができます。誰でもデータの確認ができるようになれば、得意分野ごとに作業分担をしたり、離れたデスクで仕事をする複数人で協力して図面を完成させていくなど様々な形で作業を進めていけます。さらに、データであれば社内だけでなく、取引先など社外との情報共有も可能です。データ共有を活用すれば、これまで直接会わなければ難しかった細かい打ち合わせも、リモートという形で手軽に進められます。さらに、CADであればその場で直接修正を加えながら、理想の図面へ近づけていくことができるなどのメリットが生まれます。データ共有ができるCADを導入すれば、図面作成は勿論、仕事全体のスピードアップを図ることにも繋がっていくでしょう。
そもそもCADとは、「Computer Aided Design」の略称であり、コンピュータで製図をするソフト、ツールを表します。水道CADは、これの水道版だと考えていいでしょう。