使いこなせるようになるまでの期間を設ける
CADは効率的な製図ができるツールですが、未経験の人がすぐに完璧な製図ができるようになるものではありません。使いこなせるようになるためには、ある程度の期間が必要です。最低でも、基本的な使い方を覚えなければなりません。また、可能であれば色々な応用機能も使いこなせるようになっておいた方が良いです。そのため、CADの導入をする際には、実際にCADで製図をする人の学習期間を考慮するようにしましょう。紙の製図からCADに切り替える場合は、紙での製図と並行して、CADの学習を進行させると良いです。
実際にCADで製図ができるようになるまでどれくらいの時間がかかるのかは、作業をする人の技術力や知識に左右されます。コンピュータを触ったことがなく、紙の製図一筋でやってきた人であれば、コンピュータの使い方から覚える必要があります。逆にコンピュータに手馴れている人であれば、使いこなせるようになるまでの期間が短く済むかもしれません。したがって、どういった人が導入したCADを使うのかを考慮して、学習期間の長さを決定しましょう。
適切な種類のCADを選択する
ひと口でCADと言っても、その種類は非常に多く、性能もそれぞれ異なります。その中から適切なものを選ぶことが大切です。CADには色々な分野で活用できる汎用性の高いタイプと、土木や建築などに特化した専門的なタイプがあります。もし、特定の分野のみで使用するのであれば、専門的なタイプを選んだ方がより効率的な製図ができるでしょう。また、2次元の製図だけで良いのか、立体的な3次元のモデルが必要になるのかでも、選べるCADが変わります。そういったことを考えながら、候補となるCADの詳細を比較した上で、絞り込んでいきましょう。
電気CAD(キャド)とは電気設計をサポートする設計支援システムです。例えば専用のパーツをクリックすれば簡単に図面に配置できます。エラーチェック機能もあるためケアレスミスを防げます。